(ブルームバーグ): 鈴木俊一財務相は13日、内閣改造に伴う臨時閣議後の記者会見で、足元の長期金利の上昇に関連し、「今後とも国債の安定的な消化が確保されることが重要であり、適切な国債管理政策に務める」と語った。

鈴木財務相は、「国債金利は経済情勢や海外市場の動向などさまざまな要因を背景に市場で決まる」とし、その動向や影響についてコメントは控えた。金融政策の具体的な手法については日本銀行において決定されると従来の発言を繰り返した上で、日銀には「与えられた責務をしっかり果たすことを期待する」と述べた。

日銀の植田和男総裁の直近の発言を受けて、市場では早期のマイナス金利政策の解除観測が浮上。長期金利(10年国債利回り)は12日に9年8カ月ぶりの水準となる0.72%まで上昇した。

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