2023年09月13日 14時56分読売新聞

東電がホタテなど社員向け販売、処理水放出で価格下落…小早川社長が試食促す
ホタテ関連商品を社員に勧める小早川智明社長(左)(13日、東京都千代田区の東京電力ホールディングス本社で)

 東京電力ホールディングスは13日、福島県産の食品などの社員向け販売会を開き、福島第一原子力発電所の処理水放出によって価格下落などの影響を受けているホタテを販売した。小早川智明社長が社員に試食を促し、消費拡大を呼びかけた。

 東電本社では2013年3月から福島県産や宮城県産の農水産加工品や菓子、酒などの社員向け販売会を開いている。今回は、処理水の放出に伴う中国の禁輸措置で影響を受けている北海道と宮城県産のホタテの干物やシューマイなど約20品目を初めて販売した。

 小早川社長は報道陣に「これからも風評対策に取り組むとともに、社員食堂や社内の販売促進を続けたい」などと述べた。https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12213-2551930/