しゃべるフォークリフトで人手不足対策 2024年問題に各社が知恵

ステージで会話を披露する三菱重工業の次世代コンセプト無人フォークリフト=2023年9月13日、東京ビッグサイト

トラック運転手の長時間労働見直しに伴い人手不足が深刻化する「物流の2024年問題」に対応しようと、関連業界が知恵を絞っている。
物流の効率化を狙ったシステムなどを相次いで開発。大手だけでなく、新興企業も参入して、人手不足への対応に商機を見いだそうとしている。

13日に東京ビッグサイトで始まった「国際物流総合展 INNOVATION EXPO」。21年に開かれた前回より約150社多い約400社が出展、約100社は初参加だ。

「おはようございます。今日は暑いですね」

三菱重工業の次世代コンセプト無人フォークリフトは、人工知能(AI)が作業者を認識して言葉を発する。かわいらしい目で合図もする。
荷物を最適な場所や順番で自動的に積み下ろしする機能も搭載した。積み下ろし作業の効率化で、トラック運転手の待ち時間削減をめざす。
https://www.asahi.com/articles/ASR9F6RH4R9FULFA003.html