ガザ地区に初「ネコカフェ」開店 空爆続き癒やし求め…多くのイスラム教徒が敬愛

イスラエル軍による空爆が続くパレスチナのガザ地区に初の「ネコカフェ」が開店し、話題になっている。実は、ネコカフェを開店した背景には、イスラム教とネコの深い関係があった。
■1時間あたり約400円 売り上げはエサ代などに
イスラエルとの激しい軍事衝突が続くなか、先月5日にも空爆を受けた、パレスチナ・ガザ地区。2007年からイスラエルによる封鎖が続き、人や物資の移動が制限され、“天井のない監獄”と呼ばれている。
さらに、失業率が45%を超えるなど、混沌を極めているガザ地区だが、今、住民たちは“ある場所”に詰め掛けている。
それは、ガザ地区で初となるネコカフェだ。カフェには、店主が飼っているネコや知人にもらったネコなど、合わせて10匹がいる。
ネコカフェ店主 ネマ・マアバさん:「私たちは常に精神的なプレッシャーや、社会的・経済的に劣悪な環境の中で過ごしています。そのストレスから解放してくれる存在がネコなんです」
種類はペルシャネコ系、もしくはその雑種で、「キャラメル」「ドット」「フェニックス」などの名前が付けられている。
利用料は、1時間あたり日本円でおよそ400円。売り上げは、エサ代や獣医師の診察代に充てられるという。
来店した客:「ここに来ると、精神的にゆったりすると感じます。ネコがいて、カフェの雰囲気も照明もすべてすてきです」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000312483.html