動物病院で診てもらえない? 猫の“中外自由飼い”は危険、ボロボロになった猫の悲しい事実
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「ふわちゃん」と名付けられたこの猫は、茶色で長めの毛並みが可愛らしい猫。
その名のとおり、フワフワとした毛がとても柔らかそうだ。
そんなふわちゃんは、『ねこけん』ボランティアメンバーの知人宅で、中外自由飼いされていた猫。
ある日、ふわちゃんは突然帰ってこなくなったのだという。

その後、心配する飼い主の元にふわちゃんは帰ってきた。
だがその姿は、ガリガリに痩せ、ボロボロの状態だった。

「戻ってきたふわちゃんは、ほとんど瀕死の状態でした。
すぐにボランティアメンバーが動物病院に入院させたのですが、どうも交通事故に遭ってしまったようで…。
内臓からの出血もありました」

帰ってきたふわちゃんの片目は瞬膜(猫の目頭にある膜。
普段は出てこず、戻らなくなったときは何かしらの異常がある場合も)で覆われ、耳の後ろは大きく腫れていた。
獣医師によると、内臓にも問題があり、まさに満身創痍と言えるような有様だった。

入院の時点で、「難しいかもしれない」と言われたふわちゃんの容態。
とはいえ、すぐに懸命な処置が行われ、「やれるだけのことはやった」という。
だが、残念ながらふわちゃんの命を救うことはできなかった。