レオパルド2A6戦車は「夜の捕食者」、ウクライナ第47旅団の戦い方
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ウクライナに供与されたドイツ製のレオパルト2A6は間違いなく最高の戦車だ。夜間や明け方に活動し、移動しながら長距離砲を放つ。「まるで猫のようだ」と、レオパルト2A6の装填手を務めるユリイはウクライナ国防省が公開したインタビューで語った。

戦車の乗員を特集しているシリーズの最新回で登場したユリイの発言は、重量69トン、乗員4人のレオパルト2A6が戦っている様子をとらえた映像から浮かび上がることを裏づけている。

そしてさらなる詳細が明らかになった。ウクライナがドイツとポルトガルから入手した21両のレオパルト2A6は、ウクライナ軍の参謀が当初意図していた第33機械化旅団ではなく、おそらく第47機械化旅団が運用している。

6月上旬にザポリージャ州とドネツク州で始まった待望の反攻作戦の初期段階では、レオパルト2A6の投入はあまり違いを生み出さなかった。

当時、第33旅団と第47旅団はいっしょになって戦っていた。まずマラトクマチカ南方の地雷原の強行突破を試み、後に迂回路を見つけた。

レオパルト2A6を配備した効果はここ数週間で顕著になった。30両を超えるレオパルト2A4戦車を抱える第33旅団が数キロ後退したのは、戦車に爆発反応装甲を取りつける時間とスペースを確保するためだったようだ。

1980年代に製造された2A4は2000年代製造の2A6よりも防御力が低い。そのため、ウクライナ軍はまず2A4に装甲を取りつけた。

一部の人は装甲が加えられた2A4のことを「レオパルト2A4V」と呼ぶ。この改修作業のために、2A6の少数部隊はマラトクマチカから南下し、ロシアに占領されているトクマク、さらに80キロ南のメリトポリに向かう道の要衝であるロボティネを経由して南下する歩兵部隊を支援するという大きな役目を担うことになったようだ。

以下略