
ガンダムワールドにおける公式設定とは、映像化した作品、富野由悠季による小説作品という定義を上記で解説したが、サンライズ公式設定の作品であっても、宇宙世紀を舞台とした作品を年表という括りで一纏めにすると、多少の差異が発生する。 こういった設定の差異を読者に分かりやすく解説しようと、双葉社のグレートメカニックの編集部などは、アニメ『機動戦士Zガンダム』を例に挙げて「ハヤト・コバヤシが館長を務める戦争博物館でガンキャノン109号機が展示されているから、フィルム上では劇場版『機動戦士ガンダム』を正史とするのだろう」と解説していたが[13]、サンライズの方針は異なった。
2004年当時のサンライズ企画開発室室長・井上幸一はグレートメカニックのインタビューで「富野由悠季が執筆した小説なども皆が正史と捉えますよね?そもそもファーストガンダム自体が劇場版、TV版、小説版で設定が違っているがどれも全部富野由悠季が手掛けている訳で、どれが本物なのか?と言われても困ってしまう。」と語り[13]、サンライズとしてはどのメディアが正史か明確にしないスタンスであった。
ガンダムシリーズの原作者である富野由悠季は、2015年8月27日に開催されたイベント『夜のG-レコ研究会~富野由悠季編~』で、「皆さんなりにガンダム全史みたいなものを作っていただければ良い」とガンダムシリーズのユーザーへ見解を語っている[20]。
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