公共交通機関やお役所はいわずもがな、街中のあらゆる場所で「〇〇してください」「〇〇注意」「〇〇はこちら」といったサインが目に飛び込んできます。

「禁煙」や「立ち入り禁止」などの重要な規定以外にも、さまざまな指示、注意、場所案内、啓蒙(けいもう)を促すものなど内容は多岐にわたり、見ていて息苦しくなってしまうほど。一部では「看板公害」や「看板の洪水」などと嘆かれているのも納得の光景です。

また看板以外にも、駅の電車の発着、エレベーターのドア開閉、トラックのバック運転注意など、ひっきりなしに音声案内が垂れ流されるため、視覚も聴覚も情報過多となり、帰宅する頃にはすっかり疲弊してしまいます。

このように日本に暮らしていると、家を一歩出た瞬間から看板やアナウンスという形で常に誰かからの指示にさらされ続けている状態です。

私も日本在住当時は当たり前すぎて気にしたことすらなかったものの、よく考えてみると「指示は聞くもの」という思い込みが、社会全体に刷り込まれていないか心配になってしまいます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5c33ed4ec47eaa1d7fc08bb9a28726b20f989d26
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