福島第一原発の処理水放出に関連し、アメリカで連邦議会の議員らを招いて日本の海産物などの安全性をPRするイベントが開かれました。

ワシントンのアメリカ議会で18日開かれたイベントは、日本大使館が主催したもので、訪れた下院議員らに福島県産の日本酒や北海道産のホタテ貝を使った寿司などが振舞われました。

北海道産のホタテ貝は中国向けの輸出が多くの割合を占めていますが、福島第一原発の処理水の放出を受けて、中国が日本からの水産物の輸入を停止したことで生産者が打撃を受けています。

イベントでは議員らに日本産の食品を試食してもらうことを通じ、安全性とおいしさをアピールした形ですが、中国に対し強硬な姿勢をとる下院・中国特別委員会のギャラガー委員長は…

アメリカ議会下院 中国特別委 マイク・ギャラガー委員長
「中国が行っているのは日本への経済的威圧に他ならない。それは日本の海産物の安全性についての嘘で成り立っている」

処理水をめぐり、中国が日本の海産物輸入を停止したことを「経済的な威圧」だと批判しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9da9e95fc7854cb5c4682d52a799e7862e195775