「尿1滴でがんリスクがわかる」は本当か。50万人超が受けた「線虫がん検査」衝撃の実態
https://news.yahoo.co.jp/articles/1907960ffbe9550ca1a2723c4de4dae232b89303

「がんの早期発見ができるのは1、2年の間です。だから、がんリスクを早く調べてほしいのです!」
大勢の「線虫くん」がそう呼びかけるテレビCMを見たことあるだろうか。

線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」。

線虫という体長1ミリほどの小さな生物を利用し、尿のにおいから胃がん、大腸がんなど15種類ものがんのリスクを一度に判定する検査だ。
「HIROTSUバイオサイエンス」社(本社・東京都千代田区)が2020年1月に世界で初めて実用化した。

少量の尿を提出するだけという簡便さや1万円台という手頃な価格、広告などで謳われる高い精度が話題となり、
利用者は50万人を超えた。

同社、そして共同創業者でもある広津崇亮(たかあき)社長は、新聞各紙や『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)、週刊誌『AERA(アエラ)』の連載「現代の肖像」など、数多くのメディアで取り上げられてきた。
多数の有名企業がHIROTSU社と提携関係を結び、愛媛県松山市と神奈川県藤沢市は「ふるさと納税」の返礼品としてN-NOSEを採用している。

海外進出や上場に向けた準備も進め、勢いに乗るHIROTSU社。しかし今、医療関係者の間では、
密かにこうささやかれている。

“N-NOSEは怪しい。偽陽性や偽陰性の多い、
問題のある検査だ。”