国内最強右腕は先を見据えて切り替えも超速≠セった。20日にリーグ3連覇を果たしたオリックス・山本由伸投手(25)が一夜明けた21日、大阪・舞洲の球団施設に一軍投手陣でひとりだけ姿をみせた。

リーグ優勝決定後は深夜2時までテレビ各局の優勝特番をハシゴ。試合がなかったこの日は練習日ではなかったが、先を見据えるエースは余韻に浸ることはない。優勝を祝うために埼玉から始発の新幹線で駆けつけた熱心なファン3人が手を振り見守る中、先発が濃厚な23日のソフトバンク戦(ペイペイ)に向けて念入りに遠投を続けた。

お祝いのメッセージは数百件届いているといい、「まだあまり見られていないが、うれしいですね」と喜んだが、「もう日常に戻りました。頑張ります」と前を向いた。

3年連続投手4冠に加えて沢村賞まで濃厚。山本を入団当時から知る球団関係者は、「1日ぐらい休んでもどうってことないけど、それでもちゃんと来てコツコツ練習するんだからただただすごいヤツだよ」と感服。
今オフ、ポスティングによる米大リーグ移籍も有力視されており、「後輩は生きた手本≠ノもっと触れて学んでほしいね」と目を細めていた。 
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