アシダ音響は、オーバーイヤー型ヘッドフォンの新製品「ST-31-02」を10月1日に発売する。価格は22,000円。発売に先駆け、直販サイトにて初回生産分300台の予約を開始した。また、交換用のイヤーパッド両耳セットも別売で用意している。価格は2,090円。

1980年代から90年代にかけて、レコーディング・スタジオで採用され、スタンダード化された「ST-31」を音楽鑑賞用として再開発したヘッドフォン。ST-31は、音質の核となるスピーカコーン紙が製造中止となったことから生産終了したが、「再販売を熱望して頂いていたユーザー様の声に応えるため」とし、今回の再開発に至ったという。
専用設計の50mm径ドライバーを搭載し、ST-31のモニターライクな部分は残しつつ、深みのある低域と伸びやかな高域、ハウジングの不要な共振を抑制することで濁りの無いクリアな音質にチューニングを施した。

アシダ音響の業務用製品で培った品質と技術により、堅牢性の高さにもこだわっているという。

スライダー部内側に目盛りを入れており、好みのヘッドバンド位置に調整可能。クリック感があり、簡易固定もしやすい構造でありながら、スムーズに調整できるとする。

プラグ部は金メッキを施した3.5mmステレオミニプラグを採用。ねじ込タイプの6.3mmステレオ標準変換プラグも同梱する。

インピーダンスは26Ω。音圧感度は104dB/mW。最大入力は1,000mW。再生周波数帯域は7Hz〜70kHz。ケーブル長は約1,500mm。重量は約250g。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1533449.html
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