露軍の黒海艦隊司令部を攻撃、兵士1人が行方不明で住民が避難…「第3防衛線」の一部突破情報も
ロシア国防省によると、ロシアが一方的に併合したウクライナのクリミア半島南西部セバストポリで22日、ウクライナ軍によるミサイル攻撃があり、露軍黒海艦隊司令部の建物が損傷した。兵士1人が行方不明になっているという。露軍は他の5発を防空システムで迎撃した。タス通信によると、現場で消火活動が行われ、周辺住民が避難している。
また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは21日、ウクライナ軍が反転攻勢を強める南部「ザポリージャ戦線」上の集落ロボティネ近郊で、ロシア軍の「第3防衛線」の一部を突破したと報じた。要衝トクマク方面への前進を防ぐため、露軍が三重に築いた最後の防衛線とみられる。防衛線の突破口は小さく、露軍の砲撃による抵抗でウクライナ側に多くの死傷者が出ているという。
一方、露軍は21日から22日にかけて南部ヘルソンなどをロケット弾などで攻撃し、市民8人が死亡、13人が負傷した。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230922-OYT1T50201/