「当初は多目的想定」のＫアリーナ横浜　あえて音楽専用にかじを切ったワケ（カナロコ by 神奈川新聞） - Yahoo!ニュース
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約２万人を収容する世界最大級の音楽アリーナを核とした「Ｋアリーナプロジェクト」は、観光・エンターテインメントを軸にしたまちづくりを進める横浜市と、右肩上がりの成長を続けるライブ市場でビジネス拡大を目指すケン・コーポレーションの思惑が一致する形で結実した。　


多目的アリーナとは、コンサートやライブだけでなく、スポーツなどのイベントでも使用できる施設。国内外を問わず、多目的ホールやアリーナとして運用されるケースが多い。試合日を前提に会場が押さえられるため、ライブなどのエンターテインメント事業は、試合が開催されない“隙間”で実施する形が通例となっている。

　同社はしかし、あえて音楽専用のアリーナとすることを選択した。ライブ市場は右肩上がりの成長が続いており、商機はあると見込んだからだ。

　「音楽というニーズは、これからますます高まる。一つの商圏がある」

　２０年に予定されていた東京五輪・パラリンピックに向け、競技施設の建設や既存施設の改修が相次ぐなどし、ライブができる会場が減っていたことも後押しした。

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