道路上に、白線でひし形のようなマークがあるのを見かけます。このマークはなんのためにあるのでしょうか。

 警視庁によると、このひし形は正式名称を「ダイヤマーク」といいます。「この先に横断歩道または自転車横断帯があります」と事前に予告するもので、ドライバーはこのマークを見かけたら横断歩道の手前であることを意識し、横断歩行者がいる場合には、すみやかに一時停止しなければいけません。

 ダイヤマークは、信号のない横断歩道や、カーブの先にあって見通せない横断歩道などの手前に描かれています。基本的に横断歩道等から約30m手前の地点に1個、さらに10~20mの間隔をあけて1個ないし2個設置することになっています。

 この、ダイヤマークの意味について2020年に山梨県警が10~80歳の男女2600人を対象にアンケート調査を実施したところ、マークの意味を正しく知らない人が6割超に上ったそうです。同県警は道路横断中の歩行者事故防止に力を入れており、YouTube上に公開されている啓発動画ではデーモン閣下が、ダイヤマークを含め、横断歩道に近くなったら注意することを伝えています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/165384e57728fbff2cc4059f69622584cc498b30