昔から恋愛市場で、まことしやかに噂されていることがあります。

それが、「40歳を過ぎて一人暮らしをしたことがない実家暮らしの男はヤバい」というもの。耳にされた方も多いのではないでしょうか。

ただ、何をもってしてヤバいのか、どうヤバいのかを具体的に説明できる人は少ないように思います。僕自身、この情報を散々耳にしたことがありますが、「そういえばなんでヤバいんだろう?」と改めて疑問に思ったので、記事にさせていただきます。

まず、40歳を過ぎて、一人暮らし経験がない実家暮らしの男性がヤバいのかヤバくないのかでいうと、ヤバいです。もちろん、親の介護などのっぴきならない事情で、実家から離れられないのはしょうがないです。

しかし、そういった事情もなく、その歳になって一人暮らし経験が一度もない男性は、何かしら欠落したものがあると考えて間違いないと僕は思います。

何が一番欠落しているのかというと、言うまでもなく「自立心」なんですよ。しかも、自立心が欠落していると派生して起こるデメリットが凄まじくて、その被害の矛先は一緒にいる人に向くことが多いです。

そういう男性と結婚しても、苦労するのは女性側である
40歳を過ぎて実家暮らしの男性の場合だと、そのデメリットの矛先がお母さんに向いているわけですが、多くのケースでは、母親は好きで息子を実家に住まわせています。

いくら口では、「早くうちの息子は実家を出ないかしら」と言っていても、本当に子どもの自立を促す親であれば、「いついつまでに出て行きなさい! その期限を過ぎたら家に入れないからね!」というように、強く言い続けます。

それでも子どもに出ていく気配がないときは、強硬手段に移ることも珍しくないですね。

口ではそう言いつつも、40代の息子を実家に置き続けるお母さんの多くは、なんだかんだ言って子どもがいなくなるとさみしいわけです。

だから強く出ないのですが、中には子どもが一人暮らしをしないことに何の疑問を持たない親もいるので、40歳を過ぎて実家暮らしである男性の家族背景の多くが、「親離れ」「子離れ」ができていないと言えるでしょう。

ちなみに、子ども部屋おじさん(実家の子供部屋で成人後も暮らす中年男性のことを指す、インターネットスラング)の存在が問題視されることがよくありますが、他人に迷惑をかけていないのであれば、それは家族間の問題なので、他人が口を挟むことではないと思います。

ただ、そういった男性が婚活をしようと結婚相手を探し出し、パートナーを見つけたときに苦労を背負い込むことになるのは、確実に女性なんですよね。

のっぴきならない事情以外で、今まで一人暮らし経験がない40代の男性と、子ども部屋おじさんを一緒にするのはかわいそうだという声はあるかもしれませんが、自立心の欠落という観点だけを見ると、どっちもどっちな気がします。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b7525b29bdefc937b4a4fb1a9b0c2b31348cdf