キューバの10代の少年は、ロシア軍の建設業務の仕事のオファーを受けたという。

ところが、少年はウクライナとの戦闘の最前線に送られたとタイム誌は報じている。

アメリカ国務省は、キューバの若者たちが騙されていることについて「深い懸念」を示している。

対話アプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」でロシア軍の「建設業務」の仕事のオファーを受けたキューバの10代の少年は、気付いた時にはウクライナとの戦闘の最前線に送られていたとタイム誌が報じた。

アレックス・べガス・ディアスさん(19)とその友人は軍事基地に連れて行かれ、武器を身につけさせられた後、前線に送り込まれたと同誌は伝えている。

タイム誌が引用した複数の動画のうち8月31日付の動画には、ロシアにある病院へ搬送され、回復を待つ(入院の理由について、詳細は明かされていない)ベガス・ディアスさんの姿が映り込んでいて、回復後は前線に再び送り戻される予定だという。

タイム誌によると、ベガス・ディアスさんは病床から「ぼくたちをここから助けて」と懇願していると言い、「ウクライナで起きていることはひどい。頭にひどい怪我を負った人に出会ったり、人々が殺されるのを目の当たりにしたり、爆弾が自分のすぐそばに落ちてくると感じている」と話している。

同誌が引用した別の動画では、ベガス・ディアスさんは「キューバ人の中にも命を落とした人、行方不明になった人がいる。戦争が終わるまでこれが続くのだろう」と話している。

「キューバ政府は分かっているはずだ。キューバの人々へのぼくたちからのアドバイスは、ここには来るなということ。狂っている。絶対にダメだ」

以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b01c35888eb27f5cff6bac66874fac76961a32