「山の地面がからから。マツタケどころか毒キノコ1本さえない」。諏訪市後山地区で半世紀以上、マツタケを採り出荷する遠藤猶善さん(73)は苦笑いを見せる。仲間に聞いてもマツタケが出る気配はなく、遠藤さんが期間限定で開く料理店「松茸(まつたけ)山荘」は既に今季の営業を断念した。
 「これほどの不作は二十数年ぶり」と遠藤さん。自宅の電話は山荘の営業に関する問い合わせで「鳴りっぱなし」という。遠藤さんは近く、再び山の状態を確認しに行く予定で「少しでも出てくれればいいが」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/27f26b2cbf1334dc08030b72c0a82b9b8d3e1b7e