青森県にある海上自衛隊大湊基地は部下の隊員を大勢の前でなじるなどのハラスメント行為があったとして、20代の男性海士長を1か月の減給処分としました。

大湊基地によりますと処分を受けた弾薬整備補給所所属の20代の男性海士長は2022年10月から11月の間、部下の隊員に腕立て伏せや懸垂などの筋力トレーニングを勤務時間外に強制していたということです。また、食事中に大勢の前で「それだけ食べるなら仕事も楽勝だな」となじったほか、休日に「今どこにいるのか、何をしているのか」と用もないのに何度も電話をしていました。

基地の聞き取りに海士長は部下の隊員が以前の部署で孤立していたため将来や体を心配しての行動だったと話しているということです。大湊基地ではハラスメント行為と認定し28日付で処分をくだしました。

弾薬整備補給所長の村田敏郎2等海佐は「隊員がこのような事案を生起させたことについて、大変重く受け止めております。引き続き隊員の服務指導及び身上把握を徹底し、再発防止に務めてまいります」とコメントしています。

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