奈良地裁は28日、安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)の第1回公判前整理手続きの期日が10月13日に決まったと発表した。
当初は6月に予定されていたが、不審な段ボール箱が届いたとして中止になった。
争点や証拠を絞り込み、公判日程を調整するとみられる。
 
関係者によると、初公判は来年以降となり、裁判員裁判で審理される。
整理手続きには被告も出頭できるが、弁護団によると、不審物騒ぎを受けて被告は「よく考えてみたい」と慎重な姿勢を示していたという。
 
6月12日に地裁に届いた段ボール箱には、被告の量刑減軽を求める署名用紙が入っていた。

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