ウクライナ国防省の高官 “気象条件 大きな問題ではない”

ウクライナ国防省の高官は、これから雨期となり地面がぬかるむなどの気象条件が反転攻勢に与える影響について、歩兵や無人機による攻撃が中心で戦車などを使う機会は減っているとして「大きな問題ではない」と述べ作戦を継続する姿勢を強調しました。
ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は先週、ゼレンスキー大統領に同行して滞在していたアメリカのワシントンで軍事専門のネットメディアの取材に応じ、その内容が22日公開されました。

この中で、ブダノフ局長はこれから雨期となり地面がぬかるみ、さらに厳しい冬を迎えるなどの気象条件が反転攻勢に与える影響について「大きな問題ではない。現在、主な戦闘は歩兵によって行われている。多数の無人機も使われている。戦車などを使う機会は減っている」と述べました。

アメリカ軍が9月上旬、天候の面からウクライナ軍による反転攻勢が可能なのは「30日から45日ほどだ」という見方を示したなかでブダノフ局長としては作戦を中断することなく継続する姿勢を強調したとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230925/k10014206351000.html