今後は薬価について、厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)で議論される。7月に承認された米国での販売価格は、患者1人当たり年2万6500ドル(約390万円)と高額だ。日本でも年間百万円単位の薬価になる可能性があるが、高額療養費制度があるため、患者の自己負担は、70歳以上の一般所得層(年収156万~約370万円)の場合、年14万4000円が上限となる。

 承認を受け、エーザイの内藤晴夫・最高経営責任者(CEO)は「アルツハイマー病治療の歴史に新たなページを開くことができた。必要とする患者と家族に的確に届けることに全力を尽くす」との談話を発表した。
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