正解は「裏返し」 汚れ落ちで臭いに差も
臭いの気になる靴下は一体どちらで洗うのが「正解」なのでしょうか? その理由と洗濯のポイントを教えていただきます。

ライオン株式会社お洗濯マイスターの大貫和泉さんによると、正解は「裏返し」。なぜなのでしょうか。

「型くずれを気にしない靴下や肌着は、『裏返し』で洗濯した方が汚れ落ちがよいからです。靴下や肌着は、臭いが気になるアイテムです。臭いの原因となるのは、汗や皮脂、角質など体から出てくる汚れが菌によって分解されて臭いが発生します。

特に、遊びや運動でたっぷり汗をかいたり、靴を履いている時間が長いと、蒸れて雑菌が増殖しやすい状況に。洗濯しても、汚れや菌がしっかり落ちていないと、悪臭の原因になります。湿度が高く部屋干しする機会も増える梅雨どきは、臭いが一層気になる方も多いのではないでしょうか。

すっきりキレイに洗い上げるためにも、靴下や肌着は裏返して洗濯することをオススメします。洗剤液の水流や、他の衣類との擦れなどが直接当たり、汚れ落ちがよくなります」(大貫さん)

裏返して洗うのが正解だったのですね。ただ、表に返して洗濯した方がよいケースもあるといいます。

「表側に、泥や黒ずみなど目立つ汚れがあるときです。汚れのひどい側を水流に当てた方がよいので、表にして洗いましょう。また、裏返すことで型くずれの気になる肌着や靴下は、表のまま洗いましょう」(大貫さん)
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