大阪大学医学部の忽那賢志教授によりますと、ライム病とはマダニなどが媒介する感染症の一種で、症状は、発疹・頭痛・倦怠感などで、進行すると慢性関節炎や末端皮膚炎になることもあるそうです。治療法は、2週間から4週間、抗生物質の投与が行われますが、治療後も症状が半年以上続く場合もあるということです。

マダニは北海道の全域と、本州では標高が高い山などに生息しているそうです。さらに、動物の血を吸うので、動物が生息する森や藪などは特に多いです。イノシシや鹿などが通るような獣道は注意が必要です。

忽那教授によると「日本では年間10例ほどが報告されていますが、届け出がないだけで広がっている可能性もあります。これから秋の行楽シーズンを迎え、山に入る機会が増えるので注意をしてください」ということです。

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