30日に総選挙を控えているスロバキアで、ロシア寄りのフィツォ元首相が率いる野党が世論調査でリードしている。新首相が決まればこの4年で5人目となるが、西側諸国は警戒感をもって選挙の行方を注視している。

昨年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、スロバキアはウクライナにとって最も強固な同盟国の1つとなっている。両国は国境を接しており、スロバキアは真っ先にウクライナに防空システムを送った。また、同国から何万人もの避難者を受け入れた。

だが、フィツォ氏が政権の座に就けばそれは変わるかもしれない。同氏は公然とロシアに同調している。同国のプーチン大統領がウクライナでの残忍な戦争を正当化するのに使っている偽りの主張を繰り返し、プーチン氏を挑発して侵攻させたとして「ウクライナのナチとファシスト」を非難している。
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