10月からステマ規制 「広告」と明示ならセーフ?対象の行為は
https://www.asahi.com/articles/ASR9X4JR6R9GUTFL022.html
広告であることを隠して宣伝するステルスマーケティング（ステマ）の規制が10月1日から始まる。ネット上でステマが野放し状態になっているとの指摘を受け、国内では初の法規制となる。どんな行為が規制の対象になるのか。
ステマとは、実際は広告なのに消費者には広告とわからないように見せる行為。ネットで影響力を持つインフルエンサーが、広告主の関与を隠して商品を勧めるようなケースが典型的だ。消費者側からみると、実態は広告なのに客観的な評価のように錯覚し、正しい商品の選択ができなくなる恐れがある。
10月からは、広告の不当表示などを規制する景品表示法の運用を変え、ステマを「不当表示」の類型の一つに加えて規制の対象にする。違反が見つかれば、広告主である事業者に対して表示の停止を求めるなどの行政措置を行う。広告主の依頼を受けて商品を勧めたインフルエンサーらは規制の対象にはならない。
では、ステマかどうかをどう判断するのか。
消費者庁が公表した基準によ…
