「池の水全部抜く作戦」から2年…大量のブルーギル等駆除された池で別の外来種が“大繁殖”

2023年7月、岐阜県郡上市の「ため池」で特定外来生物の「コクチバス」を一斉に捕獲した。
生態系を脅かす「特定外来生物」は全国で見つかっていて、名古屋市では、2021年に名東区の猪高緑地で「池干し」をした。
また、2022年には千種区の東山新池で、県の条例で「在来種を圧迫する存在」とされている「スイレン」を抜く活動が行われた。
時が経ち、その場所はどうなっているのか、その後を追った。

ーー中略ーー

しかし2年前にいた外来種はほとんど見られなくなったものの「別の」特定外来生物が大繁殖しているという。

名東自然倶楽部の会長:
カダヤシという特定外来生物を投げ込まれちゃいまして、
それが今大繁殖しています

カダヤシは「蚊を絶やす」ことに由来し、病気を媒介する蚊を駆逐するために、
海外から持ち込まれたといわれているが、池干しの前には見られなかった。

姿や生活するところがメダカと非常によく似ていて、生息域を奪うという。
卵は自分の体内に産んで、それがかえってから外に出てくる。

https://www.fnn.jp/articles/-/594615