パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘で、イスラエル側とパレスチナ側の双方の犠牲者は計約1600人に達した。そんな中、ハマスによる外国人女性の拉致、殺害が目立っており、世界が非難している。

英BBC放送などはドイツ人の母親を持つ20代の女性が拉致被害者に含まれると報じた。ガザとの境界付近で開かれた音楽フェスティバルに参加した際、ハマスに襲撃されたとみられる。
SNSには戦闘員が乗る車の荷台に横たわる女性の動画が拡散しており、この女性の可能性があるという。
 ドイツの大衆紙ビルトも別のドイツ国籍の女性が3歳と5歳の娘と共に連れ去られた恐れがあると報じた

アシュケロンに住む男性(40)は病院の入り口前で、行方不明となった交際相手の妹の情報を求めていた。この女性は同市の郊外に住む救急隊員で、7日朝は職場にいた。だがハマスの戦闘員が突然、職場を襲ってきたという。

 女性は電話で「テロリストが私たちを包囲し、銃撃してきた」と急を知らせてきたが、その後、何度鳴らしても電話はつながらない。地元では複数の住民がガザに「人質」として連れていかれたと報じられている。

また在中国イスラエル大使館も9日までに、中国系女性がハマスに連れ去られたとする文章を短文投稿サイトに投稿した。女性は北京生まれで、中国人とイスラエル人の両親を持つという。

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