パリ(CNN) 数百人のデモ隊が12日、仏パリの中心部に集結した。この日は政府がパレスチナを支持する集会の禁止を発表していたが、それを無視して集まった格好だ。

現場の映像には、地元警察や憲兵隊が催涙ガスや放水銃を使用して群集を解散させようとする様子が映っている。

パレスチナ支持の集会の禁止は、抗議デモに先駆けてダルマナン内相が警察に伝えていた。公共の秩序に関する懸念が理由とされた。

「パレスチナ支持のデモは禁じられなくてはならない。公共の秩序に対する混乱を引き起こす公算が大きいからだ」とダルマナン氏は説明。いかなる団体であれそのようなデモを行えば逮捕につながると付け加えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/555a3269b1789d5a61235786e8ac5767b0d21328

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けて、フランスでは9日、パリなどの大都市でイスラエルへの連帯を訴えるデモが相次いだ。中部リヨンではパレスチナを支持する集会があり、逮捕者が出た。

 パリ中心部ではフランス・ユダヤ人団体代表評議会の呼びかけに応じて集まった数千人が「人質を解放しろ」と訴えながらエッフェル塔を見渡せるトロカデロ広場までを歩いた。デモ行進にはマクロン政権の閣僚やサルコジ元大統領ら政治家も駆けつけた。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASRBB45KBRBBUHBI00D.html