ウクライナ戦争と同じくメディアを支配することで少なくとも
西側だけは「イスラエル支持」にしようとしたんだろう
けれど、90 年代初めのソ連東欧の崩壊以降暴走し始め
社会を分断し、それを自らの利益に変えてきた大資本に
対する強い反発と、それらの勢力に翻弄されながらも
確実に発展してきた大資本が跋扈する「先進国」以外の
国々の政治的地位確立により、ままならなくなっている
印象は受ける。

イーロン・マスクに対する EU の「要請」も、それに
対する焦りのようにも見えるし、(かなり予想された
ことではあるけれど)イーロン・マスクがそれを公然と
蹴り飛ばし、結果的に伝わってくるガザの悲惨な状況が
まさに現実であることを裏付けることになり、いよいよ
裸の王様になりつつあるという顛末も、実に寓話的。

ガザでまさに起きている悲劇に関する現時点での日本
国内における報道の状況を踏まえると、日本政府の
今回の振る舞いは継続性もさることながら、軌道修正の
意図もあるのかもしれないと感じる。裸の王様について
いってメリット無いわけで、まあ合理的ではある。