NHKが各地域局の取材を通じてまとめたところ、ことし4月以降にクマに襲われるなど被害にあった人の数はこれまでに少なくとも17の道府県で153人にのぼっています。

このうち10月に入ってからは連日被害が相次ぎ、19日までに44人とすでに先月1か月の38人を大きく上回っています。

ことし4月以降のクマによる被害を道府県別にみますと、秋田で52人と全体の3分の1以上を占めているほか、岩手で36人、福島で13人、青森で10人と東北地方を中心に相次いでいます。

このほか被害が出ているのは、長野で10人、新潟で5人、北海道で4人、山形で4人、富山で4人、岐阜で4人、群馬で3人、宮城で2人、石川で2人、福井で1人、三重で1人、京都で1人、島根で1人となっています。

また、10月に入ってからの被害を見ますと、19日までに、秋田で24人、岩手で9人、青森で3人、富山で2人、石川で2人、北海道で1人、群馬で1人、福井で1人、長野で1人となっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231019/k10014230541000.html