香川県民の冷めないうどん愛、調査で確認 値上げ受け入れ、利用も増

 香川県民がうどんの外食で1回に支払う平均額は503・96円で、昨年の調査から28・86円(6・1%)上昇したことが、
百十四経済研究所(高松市)の調査でわかった。

 かけうどん1杯に「支払ってもよい」という値段の上限は平均で352円で、昨年より35円(11・0%)上昇。
同研究所は「物価上昇による値上げを受け入れている」と分析した。

 うどんを外食する年間平均回数も増加し、昨年より3・53回(7・9%)多い48・34回だった。
消費者物価指数が昨年8月からの1年間で、一般外食が6・1%上昇したのに対し、うどん外食は4・4%の上昇にとどまっていることから、
「外食の中でのうどんの競争力が相対的に高まった」と推察している。

 県民1人あたりのうどん外食の年間支出額の試算は、昨年より3354円(15・5%)増えて2万4977円だった。

 同研究所は「原材料価格や人件費が上昇している中でも、
うどんは安く手早く食べることができる県民のソウルフードとして、改めて確認された」としている。

 調査は8月31日~9月4日、県内の20~69歳の男女を対象にインターネットで実施され、455人から有効回答があった。(増田洋一)

https://article.auone.jp/detail/1/3/6/16_6_r_20231021_1697855762885840