「台湾有事はウクライナや中東で起きている衝突とは比べものにならないものになる。最悪のシナリオに基づき計画を立てるべきだ」

こう話し、中国への警戒感を隠さないのは、共和党の対中強硬派の1人で、下院・中国特別委員会の委員長を務めるマイク・ギャラガー議員です。

今週、アメリカ・サンフランシスコで米中首脳会談が行われます。1年ぶりの会談を前に、ギャラガー議員の対中戦略を聞きました。

アメリカ議会下院が今年1月新設した「中国特別委員会」。

この委員会のトップに抜擢されたのが、共和党のマイク・ギャラガー議員(39歳)です。安全保障に詳しい共和党の若手のホープです。

2017年に連邦下院議員に就任する以前に、海兵隊員としてイラク戦争に2度、派遣された経験もあります。

「中国特別委員会」は中国の経済力や軍事的な脅威に対抗する必要があるとして設けられました。超党派の24人の議員からなり、経済面での中国依存の見直しやアメリカ国内のサプライチェーン=供給網の強化、それに知的財産の保護などのため、調査や政策提言を行っています。

首脳会談の実現のため、バイデン大統領は「対話」を推進し、主要閣僚を北京に次々と送り込んで来ましたが、アメリカ国内では、野党・共和党を中心に「弱腰外交」との批判の声もあがっています。

2024年秋の大統領選挙まで1年を切ったことで、これまで超党派の合意が得られてきた対中強硬姿勢にも亀裂が見え始めている中、ギャラガー議員はアメリカの対中政策の鍵を握る人物として注目されています。

詳細はリンク先
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/qa/2023/11/13/35820.html