「清掃員時代は年を追うごとにボーナスが減っていって、生活はキツかった。それでも、家賃4万5000円の1DKに住んで出費を抑え、収入の3分の1と、消費者金融から借りた100万円を投資に注ぎ込み続けたんです」

◆バリュー株投資で人生逆転!

 しかし、初めの10年間は鳴かず飛ばず。一時的に5000万円まで資産が増えたこともあったが、リーマンショックで2666万円まで減少することに……。そんなwww9945氏を変えたのは、バリュー株投資だった。

「PERやPBRが低く、株価が割安に放置されている銘柄を買う投資法です。派手さはないけど、値下がりリスクは小さく、水準訂正が進むと着実に値上がりしていく。僕はそれを信用取引で1.5倍のレバレッジをかけて買い続けた。

その結果、’13年のアベノミクス相場でバリュー株が吹き上がり、’14年には資産が2億円を超えた。税引き後でも毎月40万円の配当が得られるようになって、これなら給料がなくなっても暮らしていけると思い、仕事を辞めたんです」

◆近年はバリュー+成長株投資の二刀流

 昨年は配当だけで1600万円の収入を得たというwww9945氏。近年はバリュー+成長株投資の二刀流に。
https://news.livedoor.com/article/detail/25383175/
「資産の3分の2が日本株で、残りは米国株を中心にした海外株。コロナ相場とその後の円安・株高を受けて資産は6億円弱にまで増え、少々守りに入って高配当銘柄を多めに持っていたので、それを手じまいして成長性のある銘柄への投資を増やしています。

その多くは任天堂などIP(知的財産)ビジネスが上手な企業。それとゲオなどのリユース系。僕は毎日、池袋を散策しているので、町の変化に敏感。キャラクタービジネスやリサイクル事業の盛り上がりを池袋で感じたんです」