ソロ活経済圏についての拙著「ソロエコノミーの襲来」にも書いたことだが、独身男性のエンゲル係数は非常に高い。家族が24-25%であるのに対して消費支出のうちの30%を食費に費やす。
特に、調理食品、飲料、酒、外食などの費目は、率ではなく、実額で4人家族以上に独身男性はお金を支払っている。外食に至っては家族の1.7倍である(総務省「家計調査」より)。

では、独身男性たちがなぜ食費にお金を使うのか?
一般的に、独身者は既婚者に比べて幸福度が低いのだが、そうした家族のいない欠落感を埋めるために、食はもっとも手っ取り早い「幸福感」獲得の手段だからである。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f8e1aba06fb62a6ba92167fe662f05a99da00078