滋賀県は27日、少雨の影響で琵琶湖の水位が基準水位からマイナス65センチとなったため庁内に連絡調整会議を設置した。設置は2021年11月以来2年ぶり。環境などへの影響を調べるとともに節水を呼び掛ける。

 同県内では今年8月中旬の台風7号による降雨後、まとまった雨が降っておらず、琵琶湖の水位は同月18日のプラスマイナス0センチから下がり続け、この時期の平年値(マイナス39センチ)を下回っている。現時点で船舶の運航や漁業などに影響は出ていないとしているが、マイナス75センチになると渇水対策本部を設置、マイナス90センチになると取水制限の検討を始めるという。

 今回の水位低下で、戦国武将の明智光秀が琵琶湖畔に築いた坂本城跡(大津市)では普段は湖水につかっている石垣が露出している。

https://mainichi.jp/articles/20231127/k00/00m/040/206000c
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