映画「ソナチネ」など、名脇役として数多くの映画やドラマで活躍した俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名・孝=たかし)さんが21日午前3時53分、急性心不全で亡くなったことが分かった。所属事務所が発表した。
66歳だった。

テレビ東京によると、20日は同局系ドラマ「バイプレイヤーズ」の撮影に参加。
午後9時に撮影を終え、共演者らと食事に行き、ホテルの部屋に戻った後で腹痛を訴えたという。
その後、タクシーで救急病院に搬送され、病院で死去した。

昭和26年生まれ。徳島県出身。49年、劇団「転形劇場」に入団。
平成5年、北野武監督の映画「ソナチネ」で暴力団幹部の役をオーディションで射止め、独特の存在感で注目された。
以後、「HANA−BI」「アウトレイジ 最終章」などに出演し、北野作品に欠かせない俳優に成長。近年は、映画「シン・ゴジラ」、テレビドラマ「銭の戦争」、バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」など幅広く出演。
11年に「HANA−BI」で、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。

https://www.sankei.com/article/20180221-ZMFH7KKQKROHLAZLCI5RQT5VOE/