ノンセクト・ラジカル【のんせくとらじかる】〔名詞〕

無党派の急進派という意味。どのセクトにも属さないが、ゲバルトでは活躍する。一般的に「黒ヘル」ともいっていたが、厳密には思想的にアナキズムを信奉しているのが黒ヘルで、ノンセクト・ラジカルは、党派に入り損ねたがチャンスがあれば暴れたい人達の小さなグループであった。組織は嫌いだが、過激なことは大好きというほとんど無責任な人達である。

おおむねブント系が多く、そのあたりブントにはノンセクトラジカルを養える素地があったのであろう。この点、革共同から離れた人は、地道に労働運動をするというタイプが多かった。構造改革派も同じ。共産同赤軍派は、戦旗派と内ゲバを起こしながら分裂したが、人数的には少数だったので、闘争の初期から末期にかけて、こうしたノンセクト・ラジカルを組織化のターゲットにした。この非組織性的傾向が、あるいは連合赤軍の悲劇のひとつの要因になっていると思われる。ノンセクト・ラジカルの中で、ドジな学生を「ノンセクト・ドジカル」などという冗談もあった。



「ナンセンスなんだよ」「何の権限で市長に向かって…」市議会で公開された“パワハラ音声” 市長「パッションの表れ」と主張 岡山・笠岡市(FNNプライムオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f8e9ee883c247188a684b9cd28392446f79fc5