戦前を知る世代は働けとか勉強しろとか口うるさい人間がいっぱいいた
ああいう火垂るの墓のおばさんみたいな人間は悪党で
社会のことなど気にせず自由気ままに好きなように生きることが正義だと教えてきたのが戦後民主主義
今の日本人は清太のように社会とは別に存在する楽園にいたいんだよね

>>高畑は、「本作では兄妹が2人だけの閉じた家庭生活を築くことには成功するものの、周囲の人々との共生を拒絶して社会生活に失敗していく姿は現代を生きる人々にも通じるものである」と解説し、
「特に高校生から20代の若い世代に共感してもらいたい」と語っている[30][31]。
また、「当時は非常に抑圧的な、社会生活の中でも最低最悪の『全体主義』が是とされた時代。清太はそんな全体主義の時代に抗い、節子と2人きりの『純粋な家族』を築こうとするが、そんなことが可能か、可能でないから清太は節子を死なせてしまう。
しかし私たちにそれを批判できるでしょうか。我々現代人が心情的に清太に共感しやすいのは時代が逆転したせいなんです。
いつかまた時代が再逆転したら、あの未亡人(親戚の叔母さん)以上に清太を糾弾する意見が大勢を占める時代が来るかもしれず、ぼくはおそろしい気がします」と述べている[32]。