証拠は必要なくて証言を集めれば文春は勝てる


コメンテーターの玉川徹氏は「最終的に事実関係を争うことになると思うんですけど、対文春と言うことになると、報道機関としては実際の事実関係があったかどうかだけでなくて、この記事を書くにあたって信用に足ると判断したということでいいんだよね?」と菊間氏に問いかけた。

 これに対し、菊間氏は「そうですね。真実性の証明、もしくは真実相当性って言うんですけど、具体的な行為の話になっていったときに、これに同意があったかどうかは本人同士の話で、そこを週刊文春が『わかってました』って事実を証明することはできないですよね」とコメント。

 その上で「そうすると取材者として書いた事実が真実だと信じるくらい相当の証拠とか証言があって、こういう事実を書きましたってことになれば、真実と信じるにつき相当でしたねっていうことで、『違法性が阻却される』と言うんですけど、それで名誉棄損が成立しないということになる」と、週刊文春が松本との裁判で勝利する条件を解説した。