日本国際博覧会協会(万博協会)の会長を務める経団連の十倉雅和会長は9日の定例記者会見で、能登半島地震の被災地復興を優先させるために2025年大阪・関西万博を延期する考えはあるかを問われ「両方ともやるべきだ。(万博開催により震災復興が)劣後するとは思わない」と述べ、万博を予定通り開催すべきだとの考えを改めて示した。

 一方、十倉氏は地震発生直後の政府の対応について「(岸田文雄首相が)災害対策本部を迅速に立ち上げ、経済団体の新年会にも防災服で出席し、気を引き締める姿勢を示していた」ことなどを理由に挙げ「迅速であったと思う。是非、首相のリーダーシップのもとでこの体制を続けてほしい」と述べた。【町野幸】


https://news.yahoo.co.jp/articles/a51911a2de642538efa0cbf9f07b49b95e43186a