
「このトンネルについて、60戸の集落に12億円かけるのはおかしいとの批判があるが、そんなことはないっ。親、子、孫が故郷を捨てず、住むことができるようにするのが政治の基本なんだ。だから私はこのトンネルを造ったんだ。
トンネルがなかったら、子供が病気になっても満足に病院にかかれない。冬場に病人が出たら、戸板一枚で雪道を運んで行かなきゃならん。同じ日本人で、同じ保険料を払っているのに、こんな不平等があるかっ」
「おばあちゃん、ありがとなっ」田中角栄が「北陸の過疎の村」に「12億円のトンネル」を作った日、村人に語った「政治のほんとうの役割」(松田 賢弥) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
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