「1階をのぞいただけ」 首相の被災地訪問に“パフォーマンス”の声

14日、能登半島地震の被災地を初めて訪問した岸田文雄首相に、不自由な避難生活を送る被災者からは厳しい声も上がった。
「裏金問題もある中でのパフォーマンスではないか」。3階の教室に身を寄せる市内の60代女性の反応は冷ややかだ。「わずかな時間、1階をのぞいただけでヘリコプターで帰っていった。どんな思いで来たのかもわからない」と取材に不満をこぼした。
市内に帰省中に被災した金沢市の男性(65)は首相の視察には「関心が無かった」といい、訪問時は避難所から外出していた。