八戸工業高等専門学校の学生だった男性が男女交際を巡って脅迫され、自殺を図って下半身不随となり、学校などに約2億円の損害賠償を求めていた訴訟について、和解が成立したと学校側が明らかにしました。

この裁判は2017年、当時、八戸高専の学生だった男性が男女交際を巡って、知人の父親から「性犯罪者として告発する」と脅されたことなどで自殺を図り、下半身不随となったとして、学校を運営する法人と脅迫した男性に約2億円の損害賠償を求めていました。

一審の青森地裁は「学校生活を送る原告の利益を侵害した」などとして、運営法人と脅迫した男性に合わせて約1億8500万円の損害賠償を命じましたが、学校側は判決を不服として仙台高裁に控訴していました。

1月23日に判決が予定されていましたが、八戸高専はホームページで1月16日に和解が成立したことを明らかにしました。

和解の内容については学校側は「コメントは差し控えさせていただく」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c20a2b683d4e4176aa265acee8d8253b79900fa3