上野千鶴子「みんなで貧しく」が物議 「バブルを満喫してきた世代が何言ってるの?」

上野さんは、日本はいま転機を迎えているという。人口の減少を止めることができないからだ。安倍晋三首相は、「人口一億人規模の維持」などを目標にしているが、上野さんは「泣いてもわめいても子どもは増えません」と一刀両断。

人口の自然増が望めない以上、人口を増やすためには移民を受け入れるしかない。そのため日本社会は「移民を入れて活力ある社会をつくる一方、社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか、難民を含めて外国人に門戸を閉ざし、このままゆっくり衰退していくのか。どちらかを選ぶ分岐点に立たされている」という。

しかし上野さんは移民を受け入れることは無理だという。なぜなら「世界的な排外主義の波にぶつかった」からであり、「日本人は多文化共生に耐えられない」からだ。

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