中国製造業PMI、4カ月連続で50割れ 需要低迷響く
[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2で2023年12月の49.0から上昇したものの、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で下回った。
市場予想も49.2だった。
2024年を迎えても中国の製造業や経済全体で回復の勢いが鈍いままだったことが示された。
春節(旧正月)も影響したとみられる。今年は2月10日で、休暇が始まる前から企業が生産を停止して工場労働者を帰省させた可能性がある。
保銀投資管理(ピンポイント・アセット・マネジメント)のチーフエコノミスト、張智威氏は「デフレ圧力が根強いため、経済の勢いは停滞したままだった」と指摘。
同氏は中国人民銀行(中央銀行)が年前半に内需押し上げに向け利下げを実施すると予想する。
製造業PMIで構成指数の新規受注は49.0と、4カ月連続で50を下回った。外需が弱いことから新規輸出受注指数は47.2で10カ月連続で縮小を示した。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/FOFTLOAIQBOLVED5ODV6P6OE5U-2024-01-31/