>>99
キングコング西野が言ってたことだな






これまでも、そのように大きな影響力を持った芸人さんはいましたが、ダウンタウンさんが他と明らかに違っていたのは、「ハードを作っている」という点です。

みんなせっせと「ソフト」を作っているのに、例えるならドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーを作っているのに、松本さんだけファミリーコンピュータを作ってしまったということです。

そして、「ハード」という例えが暗に発信しているメッセージは、「ソフトを作るならこの差込口に合うようにお願いします」ということで、みんなその口にならざるを得ないということです。

それでご本人は、そういうハードを作りながら、スーパーマリオ的なソフトを作られるわけじゃないですか。

もう一人で任天堂みたいなことをずっとされていると。
『大喜利』にしても、『すべらない話』にしても、ハードを作る人は過去にもいたのですが、松本さんのハード作りで、本当にすごいなあと思うところが2つあります。

一つ目は、「セット費がかからない」ということです。
大喜利はフリップとペンでいけるし、『すべらない話』はサイコロ、「写真で一言」なら写真です。

セット費がかからないので、若手ライブでも引用されるし、お笑いが好きな中学生や高校生、父ちゃんも母ちゃんもプレーできます。本当に、ファミリーコンピューターみたいなことをされています。

あともう一つは、セット費の延長になるのですが、プレーに必要なものを極限まで減らしているので「古くならない」ということです。

古くならないということは、本当に大きいんです。

フリップの大喜利って、古くなっていないじゃないですか。落語や漫才ぐらいの伝統芸能感がありますよね。