ルハンシク州、ウクライナ、2月1日 (AP) ― ウクライナ軍全体が弾薬不足に陥る中、東部戦線でロシア軍と対峙するアゾフ旅団の砲兵部隊も、その例外ではない。
 東部ルハンシク州リマン近郊の森の中に陣取った自走榴弾砲部隊は、前進を試みるロシア軍部隊を抑えるという重要な任務を負っている。
 南東に位置するセベロドネツクまで直線で22キロ、更に南東のルハンシクまで95キロというルハンシク州クレミンナ方面の状況は切迫しており、自走榴弾砲部隊は連日、ロシア軍の激しい攻撃の矢面に立たされている。
 ロシア軍の攻撃は激しく、戦線全体にわたって極度に緊迫した状態が続いているため、弾薬の消費が激しいと砲兵部隊の指揮官はいう。
 部隊は昨年9月に米軍の自走榴弾砲を受領したが、今は砲弾だけでなく修理部品も不足しているという。
 現在、必要とされる砲弾や部品の1割しか手元にはなく、それでロシア軍を食い止めなければならい。そのため、部隊は常に新しい戦術を試みてはいるものの、本格的な攻勢にでるためには砲弾が絶対必要だという。
 しかし、砲弾や修理部品は不足してはいても、兵士の士気は少しも衰えてはいない。

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