提供:リアルグラセフさん

助手席に突然乗り込んできた男が車を奪い、走行中の車にぶつかるという事故があった。
事故があったのは1月23日午後7時半ごろで、現場は、北海道・札幌市白石区の幹線道路だ。
その事故の瞬間をとらえたドライブレコーダーの映像を入手した。
画面右手のラーメン店から、運転席のドアが開いたままの白い車が突然バックで飛び出してきた。
白い車は、路肩に集められた雪の山に突っ込み、走っていた車と衝突。
映像をよく見てみると、対向車線側にいた人物が白い車にひかれていたほか、ドアにしがみついていた人が振り落とされているのがわかる。
この白い車に一体何があったのだろうか。
車の持ち主は、耳を疑うようないきさつを明かした。
車の持ち主:
「午後7時半ごろに飲食店にご飯を食べに行って車に乗り込みまして、駐車場の枠からちょっと出たところで、急に知らない男性が(助手席に)乗り込んできた。全然状況つかめなかったんですけど」
突然乗り込んできたという見知らぬ男。その場で男の家族が謝罪に訪れたため、車の持ち主は男を降ろし、そのまま仕事へ向かおうと信号待ちをしていたという。
すると、先ほどの男が、再び助手席に乗り込んできたというのだ。
男性は警察を呼ぶため車を路肩に止め、外へでた。その間に男は運転席に座ると、ドアを開けたままバックで急発進した。
この時、男の運転を止めようとした男の家族がひかれ、ドアにしがみついていたもう1人も、車道で振り落とされたのだ。
車の持ち主は、一連の出来事を「あ然っていうか、ぼう然と立ち尽くしてましたね。雪山の奥に通行人もいらしたので、これがもし夏だったらと考えると、かなりゾッとしますね」と振り返る。
男に乗っ取られた車は、半年前の2023年6月に納車されたばかり。初めて購入した新車で、非常に愛着のある車だったという。
持ち主の男性は、ドアロックの重要性について、「ドアロックをしておいて、自分自身の身は自分で守っておけば防げた。未然に防ぐっていう部分では、やっぱりドアロックしとけば良かったな」と話した。
男性によると、車やパソコンの修理代など、被害額はあわせておよそ700万円にのぼるという。

https://www.youtube.com/watch?v=bTgPUPz21GQ