2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に出展する中国は2日、パビリオンの起工式を開いた。1月にはシンガポールなどが着工し、米国も外観イメージを公表。遅れていたパビリオン整備が徐々に進む。ただ、自前で建設を目指していた約60カ国のうち3割ではまだ建設事業者が決まっておらず、今後なお曲折も予想される。

2日の起工式は万博会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で行われた。中国は古い書簡を開いた形をデザインにとり入れた竹製のパビリオンを整備する。中国の経済団体・中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長は同日、夢洲を訪れた関係者らを前に「中国パビリオンが大阪・関西万博で素晴らしい姿を見せることを期待する」と挨拶した。
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